舞台「彼女たちの断片」上映会&ゲストトーク

 

2022年5月29日(日) 15:00~18:00

 

 

中絶をめぐる、7人の女の物語ー

 

東京演劇アンサンブルの舞台「彼女たちの断片」

アルコイリス・スタッフが舞台鑑賞に行き、深く考えさせられた作品です

 

命がその身体に宿ること、その命を産むか産まないか選択を迫られること、自分の身体やその変化と向きあうこと…

女性が自分の身体を自由にコントロールできることは、一人の人間として生きていくために不可欠なことであることは間違いない

しかし一方で、いつだって女性は、自分以外の命が宿る可能性を持ち、それは思ったとおりのタイミングで訪れるとは限らない

性とは? 中絶とは? 命とは? そして、女とは…?

 

本作を会場で上映し、みなで鑑賞したあと、本作の舞台俳優を交えてトークします

 


 

東京演劇アンサンブル舞台「彼女たちの断片」動画上映+出演者とのトーク

 


日時 

2022年5月29日(日)15:00~18:00 

※18:00~交流会あり(任意参加)

場所  大人の秘密基地arcoiris(埼玉県和光市丸山台1-9-19)
費用 

3000円(動画鑑賞代2000円+参加費1000円/1ドリンクつき) 

※交流会参加費2000円(プレートご飯+1ドリンク)

定員 

20名(先着順) 

対象  どなたでも参加できます 
申込  下記参加ボタンよりメールフォーム

 


 

上映作品について(東京演劇アンサンブルHPより)

 

◆あらすじ◆

大学生の多部が望まない妊娠をしてしまった。

友人みちるに相談して、海外の支援団体から「中絶薬」を送ってもらって中絶することにした。みちるの母の同僚である涼にカードを借りて送金し、薬は届いた。中絶薬は二種類、2日間かけて飲む。海外では広く普及している薬だが、日本ではやっと承認申請するところだ。(2021/12/22申請)。安全な場所は? と考えた末、やはり母の同僚の晶に頼んで泊めてもらうことにした。

この物語は2日目の薬を飲む一夜を描く。

みちるの行動に不信を覚えた母・天野が、晶の家に乗り込んでくる。行動的なみちるだが、母親とはあまり口をきかず、わだかまりを抱えていた。みちるの妊娠を疑った天野に、多部が、自分が妊娠したのだと告げる。

一方、晶の母・葉子の友達で、総菜の宅配をしているまゆみも定期便を持参した。この7人の女たちが、中絶の一夜を過ごすことになる。

中絶薬のこと、日本の医療のこと、生殖をコントロールする国家、その歴史などが語られる一方、7人のそれぞれが抱えてきたこと…妊娠、中絶、性、レイプ、家父長制、優生思想等が、モノローグや一対一の会話、更にみんなとのお喋りのなかで語られる。

多部は、6人の大人たちによって守られるなかで、無事に終えることができた。

7人の女たちは、それぞれ、この一夜の経験を持ち帰っていく…。

 



  Guest info

 

◆洪美玉(ほん みお)さん◆ 東京演劇アンサンブル所属

 

神奈川県出身。舞台役者。日本大学芸術学部演劇学科卒業。その後、青年座研究所を経て2000年東京演劇アンサンブル入団。主に東京公演、海外公演、全国の青少年に向けての学校公演、おやこ劇場などで演劇活動を展開

 

本作では、グラフィックデザイナー・静谷晶役をつとめる